中小企業診断士資格の登録及び更新等の際に必要な経営の診断、助言等の実務従事の対象に、常時使用す る従業員数３００人以下の医業又は歯科医業を主たる事業とする法人が令和元年７月３１日新たに実務従事の対象として追加されました。この 診断業務に対応できるように、中小企業診断士に求められる 医業 経営 への診断業務の初級研修と位置づけ、必要な基本知識と事例演習ワークを行います。

１）医療制度の基本
・医療政策
・関係法令（ 医療法、 健康保険 、 労働 基準法 等
・診療報酬制度

２）病院経営の基本
・病院機能類型
・組織構造 （ 部署・ 人・ 物の流れ ）
・収益構造（ 収入と支出 ）
・病院機能評価

３）診療所経営の基本
・診療所機能類型
・経営に必要な情報

４）オープン情報活用の基本
・地域の医療需要
・医療機関の状況
・マーケティング戦略への活用

応用研修：2020年版「中小企業白書」「小規模企業白書」 中小企業・小規模事業者を取り巻くリスク

2019年度は、台風等の自然災害や、新型コロナウイルス感染症など、 中小企業に大きな影響を与える事象が相次いで発生しました。不測の事態が生じた際の影響を可能な限り小さくするためには、事前の備えととも に、リスクを新たな価値の創造につなげることが重要です。このような企業活動の事例を紹介します。